債権者と債務者のあいだに

先週、一番面白かったお話です。木曜日の夜9時過ぎにいきなり

森くん、今からちょっと来てくれる?格好は何でもいいから

って、電話で呼び出されて、ある医療関係の場所(まどろっこしい表現ですが・・・お分かりになりますよね。)に行きました。電話のカンジからしても、ちょっと尋常じゃあないな、と感じていましたが、ノコノコ行ってみますと、男性が2人いらっしゃいました。

一人はいつもお世話になっている、ご依頼主。
もう一人は初めてお会いする方で、とても体格のいい男性。

ダイジョウブかな・・・)と心細かったものの、ご依頼主に勧められるままにソファーへ。

いつもニコニコとても優しいご依頼主の先生(あっ、いけね!)は、強い口調で一気に事情を説明してくださいました。

要は、個人的にその方に貸したお金に加えて、その方に依頼した医院のホームページ製作が納期をとっくに過ぎ、半年以上経っても出来上がらないので、契約を打ち切り、既払いの内金を返してほしい、というお話。

契約の不履行に加えて、あまりにも誠意が感じられない態度に、先生がぶちギレて、最初は警察へ、とお考えになったそうですが、「あっ、森君を呼ぼう。」ということで呼ばれたようです。

そういうわけで、貸主と借主を目の前にして、証人である行政書士の私が一筆書いて、「いついつまでにお支払いします」ってカンジの書類を作りました。
一応、事実証明に関する書類ですので、行政書士が業として報酬を得て作成しても構わない書類(のはず)です。

行政書士の仕事は、書類の作成であり、特に役所に提出する書類の作成が主になりますが、例えば、クーリングオフとか、遺産分割協議書とか、遺言書とか、示談書といった事実を証明する文書の作成もできます。まあ、これが争訟性を帯びてくると弁護士案件になるので、多少微妙なところも無くはないのですが。

今回も、「○月○日に支払う」と言っておりまして、それを確約してくれましたので、争訟性まではいかない、単なる事実の証明であると思っております。

こういう(あまり大きなお金にはならない)仕事も、きっと「街の法律家」として、トラブルを事前に予防していくという行政書士の役割なんですね。
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by ut-i | 2008-05-26 23:37
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