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祖父との晩酌

昨晩は、久しぶりに祖父(母方)と2人で晩酌しました。

・・・といっても、大好きだったおじいちゃんは今年の3月に既に亡くなっています。

おじいちゃんは、お酒とお話が大好きののん兵衛で、富山で長いこと商売やっていましたが、毎晩のように地元の商売仲間と飲み歩くのが大好きだったそうです。
それが影響してか、人生の後半は肝臓を中心として病との闘いの日々でした。

最後に富山で一緒に飲んだのは、僕が行政書士をはじめた2007年の夏だったでしょうか。
盃が空く前の絶妙のタイミングでお酒をどんどん注いでいき、場を盛り上げ、あまりお酒の強くないウチの父や兄を潰していくのがたまらなく面白かったのを覚えています。(本人はそのころには体調不良であまりお酒を飲めませんでしたが。)

その後も、何度か富山に行くチャンスはあったのだけど、仕事の忙しさにかまけて、なかなかお酒を一緒に飲むことができませんでした。なので、もしかしたら2007年が一緒にお酒を飲んだ最後だったかもしれません。

後悔先に立たず

本当にそう思います。

3月のおじいちゃんのお葬式のとき、弔辞を読まさせていただきました。
「これからは僕がお酒を飲むときに、いつでも一緒に飲めるからもうさびしくないね」
そうお伝えしました。

葬式が終わって、一人トイレに行ったとき、
「けんちゃん、ありがとう」って声が聞こえた気がして、
すかさず、「ううん、僕の方こそありがとう、おじいちゃん」って心の中で思いました。

僕が大学生くらいのときで我が家がいろいろ大変だったときに、おじいちゃんがおばあちゃんと一緒に1ヵ月くらい来てくれて、毎晩のように晩酌をご一緒しました。
そのときに、よくウィスキーや日本酒を一緒に飲んでいたので、昨晩は、盃を二つ用意してウィスキーのお湯割りで乾杯し、いろんなことを思い出してました。

忙しい日々の中で、ちょっと立ち止まって過ごした静寂のひととき。
次回は、富山のお酒、「立山」か「満寿泉」で乾杯しようかな

森健輔
by ut-i | 2012-12-22 17:19
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