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社会起業家・・・何者?

社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)って一体なんなんでしょうね。最近、新聞・雑誌・テレビ・本などいろいろなところで目にしますよね。

2006年にグラミン銀行ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞して、にわかに注目が集まった、とも言われておりますが、いったいぜんたい社会起業家ってなんぞや?

例えば、こんな定義があります。「医療、福祉、環境、教育、文化などの社会サービスの分野で、起業家精神と起業能力や経営能力を発揮して現在の事業の革新や新しい事業の創造を行っていく人々」(『社会起業家フォーラム 社会起業家宣言』より抜粋→http://www.jsef.jp/about/opening.html

つまり、これまでは行政が中心となり、ボランティア団体やNPO法人などが補完していたような社会サービスの分野で、寄付や補助金などに頼らずに、自力でお金を生み出せる(事業を継続できる)ような経営手腕を発揮し、事業を革新していくような人々のようです。

う~む、何かすごい人々のような気がしてきました。自分にはムリかな・・・社会起業家って特殊な人なのかな・・・って思ってしまいますが、皆さんはいかがでしょうか?

ところがですね、先ほどの「社会起業家宣言」を読み進めていくと、または旗振り役の田坂広志氏の講演なんかをうかがったりしておりますと、ちょっと様子が変わってきます。

社会「起業家」といはいいますが、必ずしも会社などを起こして独立する必要はなく、企業や官庁などに勤めたままでも、また、一個人にすぎなくても構わない。起業家としての起業能力や経営能力も徐々に身につけていけばよい。
必要なのは、「」、「挑戦し続けること」、そして「社会サービス分野に限らず、現在の事業を革新したり、新しい事業を創造していくこと」となります。

再び『社会起業家宣言』を引用させていただきます。・・・「大企業、中小企業、ベンチャー企業、政府、自治体、公益法人、病院、学校、大学、研究機関、さらには、NPO、個人などの立場を問わず「社会貢献」や「社会変革」の志を持ち「現在の事業の革新」や「新しい事業の創造」を通じて「良き社会」を実現しようと行動する人々」が社会起業家である、とのこと。

語弊があるかもしれませんが、すべての人があらゆる立場で、あらゆる分野で「社会起業家」として活躍できる、ということ、そして、そういう人々の出現が待ち望まれているということではないでしょうか?

もしかしたら、自分も社会起業家になれるかも、って思われました?それとも、ますます自分にはムリって思われました?「日々の生活で精一杯、そんなことを考える余裕はありません。」という方も多くいらっしゃるとは思いますが、社会起業家として生きていく、という考え方を頭のすみっこにでも置いてみませんか。もしかしたら、自分にも何かできるかもしれない、それが社会起業家としてのスタートの第一歩かもしれません。

どうもありがとうございました。
by ut-i | 2008-02-07 01:36
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